たこともない選手へ−才能の原石集まれ
静学中からの6年間の挑戦を 2016.06.01

静岡学園中学サッカー部 井田勝通・岡島弘高

エリートと対峙し活躍し、15年間で20回、高校総体全国大会、全日本ユース全国大会、選手権全国大会等全国大会に出場し、プリンスリーグ東海を始め挑戦の舞台で躍動する静岡学園高校の選手の中には必ず静岡学園中出身の選手が輝いています。
彼らの多くは中学入学時には、優れたモノはあったが、才能は顕在化した選手ではありませんでした。
少年時、煌びやかな実績はない、特別に注目されない子供たちであっても6年の努力の継続、個性の特化の激しい練習の日々を経て、他のチームにはない特別な選手になります。
そして高校になり全国大会のピッチで輝き、その先も次々と活躍する選手が生み出されてきています。
それは「まだまだ足りない」と中学時の練習やふさわしい生活の努力から生まれたものです。
静学中サッカー部。こここそは「個人のテクニックへの拘りの継続と信念」「箸とボールを同じように扱う」井田イズムのポリシーのもと、知性と情熱あふれる指導者により、一流な選手・人間となるべく、サッカーも勉学・生活も真剣に努力できる環境です。

1.6年間の一貫したポリシーのもとで

こどもたちが、親にとって誇らしく光り輝き大人の世界に足を踏み出すのは、高校を巣立つ時、もしくはもう少し先です。
勝負は今ではありません。
長友も内田もサッカーエリートとしてではなく中学年代を過ごした普通の選手でした。
全国大会に出場して活躍する静岡学園高校の選手の中の静岡学園中出身の選手の多くも中学入学時には、それぞれその良さはありましたが、どこにでもいると思える選手でした。才能が顕在化した選手ではありませんでした。
たとえば、先日、日本代表に選ばれた川崎フロンターレ大島僚太23歳は、小学6年の時は、清水FCのサブメンバーにも入らない引っ込み思案な子供でした。
オリンピック代表候補でアントラーズで活躍する伊東幸敏23歳も生真面目な目立たぬおとなしい少年でした。
大学サッカーで活躍し、今では川崎Fに加入した長谷川竜也22歳、C大阪に進路をとった木本恭生2
2歳、慶應大学望月大知、順天堂大学原田鉄平も中学時代は、可能性は注目されることはありましたが、みんな特別な選手ではありませんでした。
ひとりひとりの可能性は少年時の身長、足の速さ、筋力だけで測られるものではありません。
多くの少年はそれぞれにほかの人には負けない特徴があります。
俊敏さ、柔らかさ、賢さ、まじめさ、もちろん体の大きさやスピードもその中の一つです。
あってはならないことですが、現実の少年サッカー界には、少年時早熟かつ勝負に熱心ではないため、注目されない子供たちは現在も山ほどいます。
静岡学園では、3年間ではなく、6年の継続と厳しい練習で、ドリブルなど個性の特徴を特化し、高校年代で全国でもトップレベルのテクニック(技術)とインテリジェンス(賢さ)あふれる、他のチームにはない特別な選手に成長することを目標とする時期と、中学年代を位置づけ活動しています。
中学年代で足の速さ、体の大きさ、ロングボールなど短絡した勝利だけに偏る指導はここには一切ありません。

2.テクニックに特化した中学年代が将来に繋がる

静岡学園中学の練習や生活の指導は、決してほかと比べると、楽ではなく、まじめな日々の努力の継続を求めるものです。
「夢や目標のためには、まだ足りない。まだまだ足りない」と自覚を促す厳しいものです。
それは優れた人間性もった選手は、この大切な中学年代の時期、
目先だけにならず先を見すえた練習やふさわしい生活の土台があって生まれるものだと考えるからです。
この3年間は「静学サッカー」と呼ばれる、他と一線を画したポリシー「箸を扱うようにボールを扱う」「個人のテクニックへの拘りの継続」つまり徹底した個人技の習得、将来失うことのない財産、「テクニックの特化」に、大切な時期の多くの部分をあてます。
静学中出身者が高校で挑戦をはじめて12年。高校サッカー部の主力として、プロの挑戦を得た選手を排出するようになり、強豪大学の中心選手として多くのOBが各地で活躍しています。

3.礼儀、考える基礎学力、規律ある生活指導で信頼される選手・人間に育てる

サッカー選手として、もちろん信頼に値する人間として、相手に対するリスペクトや礼儀、正義や道理を導き出せる基礎学力、自分を高める規律性をこの年代に身につけることが不可欠なものです。
そのため、得手不得手の違いはあるとしても、勉学や規律ある生活とサッカーを並列させ何としても両方を頑張り続けることが将来に繋がることです。
サッカーに全力をあげ、プロ選手になるという夢のためにも、人としての成長、将来の進路のためにも一定の成果の上に立って、学業の本分に全力をあげています。
(現状の進路先はHPをご覧ください)

4.試されずみの指導者と歴史

ご存じの通り井田勝通監督のもと40数年、一貫した“テクニカル”なサッカーは、さまざまなチームの盛衰の中でも変わらず育成年代サッカーの中心のひとつを占めています
静学サッカー部には中高とも、井田勝通氏の40数年にわたるポリシーがそのDNAを引き継ぐ指導者にも脈々と行きわたっています。
特筆すべきは、Jリーグ下部組織ができて22年。
育成年代、協会主導の“エリート化”の時代になってもなお、その戦績やプロや大学に育ち送り出し活躍する選手は減ることはありません。
現在、子供たちの指導を担当するコーチ陣はいずれも静岡学園トップチームで育った技術も精神も本物の“IDAISM”を身に付けた、経験豊富で知性と情熱あふれる教師・指導者です

井田勝通 慶應義塾大学卒
岡島弘高 東京学芸大学卒(体育教師)
海野哲生 大原学園卒(中学専任コーチ)
斎藤興龍 国士舘大学卒(体育教師)
川口 修 高校監督(静岡学園職員)
櫻田和樹 静岡産業大卒・ザスパ草津(産大コーチと兼任)
宮本佳宜 成蹊大学卒(専任コーチ)
小池公人 静岡産業大学卒(GK専任コーチ)
片井拓己 近畿大学卒(専任コーチ)
浅野利紀 静岡産業大卒(中学GKコーチ)
杉山高広 中京大学卒(アシスタントコーチ)

知性と情熱あふれる指導者のもと、一流な選手・一流の人間となるべく、サッカーを通じて、勉学・生活も努力できる環境に挑戦されることを期待します。