「後ろ盾」になる大人の常識  

がんばれ静岡学園高校サッカー部
このホームページは、静岡学園高校サッカー部関係者のために使われるものです。関係者用にチームの考えを具現化するという目途でつくられているため、外部の方には理解できない内容が多々あります。内容の複写、使用、およびリンクは一切お断りします。

「休息は睡眠以外に不要」 という人間になること。  すべてはそこから始まるのです。
静学サッカー一筋  

振り向かないで、歯を食いしばり、100lの努力の連続がチームを変える過ぎ去った厳しい季節は後で思うもの 最後の勝者はがんばるという才能を持ったもの 努力は自分を裏切らない
 Rhythm Technique Intelligence 部員

サッカーが与えてくれるもの それは「不可能を可能にする」こと それは諦めない気持ちであり 練習の積み重ねであると そして その努力は必ず人生で花開くと
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 新人戦 2015年の戦い
 挑戦と才能
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手日記 ール    
 since feb.2003.4.10   The edit responsibility is Itakura

ただ、努力している姿をその目は絶対に見逃さなかった。「真剣さのみが人を人とし、努力の汗のみぞ天才をつくる」。高校生、そして中学生とどんな選手に対しても変わらぬ情熱で“心の灯”を点し続ける
 

井田勝通がみんなに語りかける。

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自分のスタイルを徹底して貫く

 世界に通用する選手はどうしたら生まれるのか……。
 それを追求し続けて、あっという間に50年が過ぎ去ってしまった。
 結果的にJリーガーを63人送り出すことには成功したが、自分の指導者人生は苦難の連続だった。
 すでに話した通り、自分のやり方には、熱心について来る者もいれば、真っ向から批判する者もいた。
 俺だって人間だから、他人から反旗を翻されれば、頭にも来るし、落ち込むことだってある。酒を飮みながら、自問自答した夜がどれだけあったか分からない。
 それでも、俺のDNAを引き継いだやつはちゃんといる。

 2015年の学園がまさにそうだった。

 彼らは、最大の目標だった選手権出場を惜しくも逃してしまった。
 11月の静岡県予選準決勝で清水桜が丘に0ー1で苦杯を喫したんだが、学園はシュート17本、桜が丘はわずか1本。その1本でやられた。
 正直言って、勝負の世界は厳しい。だけど、今年のチームも俺の目指してきたボールを支配して、相手を凌駕するスタイルをきちんとピッチで表現していた。
 監督の修も、ヘッドコーチの興龍も、その方向性をきちんと貫いてくれていた。だから、俺は全然、心配していない。少なくとも学園は、自分が現場から完全に離れた後も未来永劫、そのスタイルを継続していってくれると確信している。
 学園のように、独自性や独創性を貪欲に追求しようとする指導者が、これからもっともっと増えてくれることを、俺は強く願っている。

 その原点として、忘れてはならないのが、日本人特有のメンタリティだ。
 つまり「大和魂」である。
 それを自分に改めて伝えてくれたのが、2015年に亡くなられた日本サッカーの父・デットマール・クラマーさんだった。
 自分が銀行を辞めて受講した第2回コーチングスクールで、クラマーさんは主任を務めていた。
 そこで、耳にした話は、今も忘れられない。
「日本には『大和魂』という素晴らしい概念がある。それを大切に指導しましよう」と。
 当時、『大和魂』という言葉は古い感覚で、あまり使われていなかった。今もそうかもしれない。
だけど、ドイツ人がわざわざ日本人に伝えてくれるなんて、なかなかあることではない。俺の心には強烈に響いた。
 ドイツ人にはゲルマン魂があり、彼らは最後の最後まで勝負を捨てずに戦い続けるが、そのメンタリティが日本の大和魂に似ていたから、クラマーさんはそんな話をしてくれたのかもしれない。
 いずれにしても、それぞれの民族には固有の文化・慣習があり、思想哲学がある。その特性を生かさなければ、サッカーは強くならない。ブラジルでも、アルゼンチンでも、サッカーは国民性を色濃く反映している。その重要性を俺は頭に刻み込んで、ここまでの指導者人生に生かしてきたんだ。
 クラマーさんは、こんな話もしてくれた。
「サッカーの指導を通じて良い人間、つまり紳士をつくることが大切だ」
「指導者は一生勉強しなければならない」
「魅力的な指導者になりなさい」
 こうした言葉の数々も、俺の指導哲学の真髄になっている。
 それだけのインパクトを日本サッカー界に残された方が逝去されたというのは、本当に残念だ。改めて、心からご冥福をお祈りしたい。
 クラマーさんもある意味、生涯をサッカーに捧げた方だったが、俺自身もそうありたいと考えている。
 自分に「引退」という二文字などない。70代半ばを迎えた今も、青春真っ盛りだと思っている。
 同世代の高校サッカーの監督たちは次々と勇退しているが、俺にはそんな花道は必要ない。
 とにかく、若いやつらに言いたい。
「俺をジジイ扱いするんじゃない」と。
 子供と現場で育成するこの仕事に、終わりは決してないのだから。
                           2015年11月 井田 勝通


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見たこともない選手へ−才能の原石集まれ
静学中からの6年間の挑戦を 2015.09.01

静岡学園中学サッカー部 井田勝通・岡島弘高

エリートと対峙し活躍し、15年間で20回、高校総体全国大会、全日本ユース全国大会、選手権全国大会等全国大会に出場し、
プリンスリーグ東海を始め挑戦の舞台で躍動する静岡学園高校の選手の中には必ず静岡学園中出身の選手が輝いています。
彼らの多くは中学入学時には、優れたモノはあったが、才能は顕在化した選手ではありませんでした。
少年時、煌びやかな実績はない、特別に注目されない子供たちであっても6年の努力の継続、個性の特化の激しい練習の日々を経て、他のチームにはない特別な選手になります。
そして高校になり全国大会のピッチで輝き、その先も次々と活躍する選手が生み出されるだろう。

それは「まだまだ足りない」と中学時の練習やふさわしい生活の努力から生まれたものです。
静学中サッカー部。こここそは「個人のテクニックへの拘りの継続と信念」「箸とボールを同じように扱う」井田イズムのポリシーのもと、知性と情熱あふれる指導者により、一流な選手・人間となるべく、サッカーも勉学・生活も真剣に努力できる環境です。

1.6年間の一貫したポリシーのもとで
 こどもたちが、親にとって誇らしく光り輝き大人の世界に足を踏み出すのは、高校を巣立つ時、もしくはもう少し先です。
勝負は今ではありません。
香川も長友も内田もサッカーエリートとしてではなく中学年代を過ごした普通の選手でした。
全国大会に出場して活躍する静岡学園高校の選手の中には静岡学園中出身の選手が必ずいます。
彼らの多くも中学入学時には、それぞれその良さはありましたが、どこにでもいると思える選手でした。才能が顕在化した選手ではありませんでした。
川崎フロンターレで活躍する大島僚太22歳、アントラーズで活躍する伊東幸敏21歳、
大学選抜に選出され大学サッカーで活躍し、川崎Fに加入する長谷川竜也21歳、C大阪に進路をとった木本恭生22歳、慶應大学望月大知21歳、順天堂大学原田鉄平も中学時代は、可能性は注目されることはありましたが、みんな特別な選手ではありませんでした。
ひとりひとりの可能性は少年時の身長、足の速さ、筋力だけで測られるものではありません。
多くの少年はそれぞれにほかの人には負けない特徴があります。
俊敏さ、柔らかさ、賢さ、まじめさ、もちろん体の大きさやスピードもその中の一つです。
あってはならないことですが、少年時、環境や早熟ではないため、注目されない子供たちは現在も山ほどいます。
静岡学園では、3年間ではなく、6年の継続と厳しい練習で、ドリブルなど個性の特徴を特化し、高校年代で全国でもトップレベルのテクニック(技術)とインテリジェンス(賢さ)あふれる、他のチームにはない特別な選手に成長することを目標とする時期と、中学年代を位置づけ活動しています。
中学年代で足の速さ、体の大きさ、ロングボールなど短絡した勝利だけに偏る指導はここには一切ありません。

2.テクニックに特化した中学年代が将来に繋がる
静岡学園中学の練習や生活の指導は、決してほかと比べると、楽ではなく、まじめな日々の努力の継続を求めるものです。
「夢や目標のためには、まだ足りない。まだまだ足りない」と自覚を促す厳しいものです。
それは優れた人間性もった選手は、この大切な中学年代の時期、
目先だけにならず先を見すえた練習やふさわしい生活の土台があって生まれるものだと考えるからです。
この3年間は「静学サッカー」と呼ばれる、他と一線を画したポリシー「箸を扱うようにボールを扱う」「個人のテクニックへの拘りの継続」つまり徹底した個人技の習得、将来失うことのない財産、「テクニックの特化」に、大切な時期の多くの部分をあてます。
静学中出身者が高校で挑戦をはじめて12年。高校サッカー部の主力として、プロの挑戦を得た選手を排出するようになり、強豪大学の中心選手として多くのOBが各地で活躍しています。

3.礼儀、考える基礎学力、規律ある生活指導で信頼される選手・人間に育てる
サッカー選手として、もちろん信頼に値する人間として、相手に対するリスペクトや礼儀、正義や道理を導き出せる基礎学力、自分を高める規律性をこの年代に身につけることが不可欠なものです。
そのため、得手不得手の違いはあるとしても、勉学や規律ある生活とサッカーを並列させ何としても両方を頑張り続けることが将来に繋がることです。
サッカーに全力をあげ、プロ選手になるという夢のためにも、人としての成長、将来の進路のためにも一定の成果の上に立って、学業の本分に全力をあげています。
(現状の進路先はHPをご覧ください)

4.試されずみの指導者と歴史
ご存じの通り井田勝通監督のもと40年、一貫した“テクニカル”なサッカーは、さまざまなチームの盛衰の中でも変わらず育成年代サッカーの中心のひとつを占めています
静学サッカー部には中高とも、井田勝通氏の40年にわたるポリシーがそのDNAを引き継ぐ指導者にも脈々と行きわたっています。
特筆すべきは、Jリーグ下部組織ができて21年。
育成年代、協会主導の“エリート化”の時代になってもなお、その戦績やプロや大学に育ち送り出し活躍する選手は減ることはありません。
現在、子供たちの指導を担当するコーチ陣はいずれも静岡学園出身の本物の“IDAISM”を身に付けた硬軟織り交ぜた、経験豊富で知性と情熱あふれる教師・指導者です

井田勝通、慶應義塾大学卒
岡島弘高、東京学芸大学卒(体育教師)
海野哲生 大原学園卒(中学専任コーチ)
斎藤興龍、国士舘大学卒(体育教師)
川口 修 高校監督(静岡学園職員)
宮本佳宜、成蹊大学卒(専任コーチ)
小池公人、静岡産業大学卒(GK専任コーチ)
片井拓己、近畿大学卒(専任コーチ)

知性と情熱あふれる指導者により、一流な選手・一流の人間となるべく、サッカーを通じて、勉学・生活も努力できる環境に挑戦されることを期待します。