ガンバレ木村、おれは君をみている 8/2

こんな日を何度むかえたんだろう。
夏になり、3年にとっては瀬戸際の暑い季節。今度の山形新潟遠征「全日本ユースや選手権のメンバー候補にのこる」ためにはどうしても参加したい遠征。
スーパーリーグや練習試合調子は悪くはない、得点も決めた。
でも、発表におれの名前はない。
ともに頑張ってきているやつらはおおむねメンバー入りしたことがキイタ。
やり場のない焦燥感。ぶつけようのない怒り。今日はとりあえず練習場を一刻も早く離れたい。
でもきっと明日はきりかえて元気に、何もなかったように練習に来ていると思う。
何度こんな日をむかえたんだろう。考えてみれば、おれも強くなったもんだ。
まだまだだってチャンスはあるって思えるんだから。しかもサッカーは高校で終わるわけでもない。さらに逆転続きの人生ははるかに長い。
挫折、俺たちの仲間はみんな大なり小なり、この経験をつんでいる。みんな夢を持って、学園サッカー部に入った。少々の技術のうまい下手なぞ関係ない。挫折の中で夢をあきらめないやつだけ残っている。結果がどうであれ、「あきらめないやつこそ人生の勝利者」だそうだ。
レギュラーになれなかった勝利者もいるんだ自堕落な、人生の敗残者はここにはいない!


4月 森へ
最後にトップチームに残れるものは20%、レギュラーは10%弱、10人に1人もレギュラーにはなれない。選ばれて入ってきたものでさえ。たとえレギュラーになれなかったとしても、君たちの努力は知っている。今の君たちなら他の高校にいたならおそらくチームの中心選手だろう。実際、Bチームで戦っても一握りの強豪校以外全国ほとんどの高校に負けることはない。でも望んで学園でやってきたからここまできたんだろう。結果はどうあれ、あきらめず、前向いてレギュラーめざし頑張ろう。学園サッカー部での「他の人なら絶対にマネできないその気持ちと努力」はまぎれもない本物だし、本物の努力だけが君たちの未来を保障する。でもまだまだ、勝負はこれからだ。最後に笑うのはおまえだ。長い人生、腐るのは今じゃない!